入社された1990年代後半は、まだまだ女性のクレーンオペレーターは珍しかったと思うのですが、なぜクレーンオペレーターになろうと思ったのですか?
父が鳶職だった影響で、小さい頃は鳶に憧れていたのですが、父の助言もあり将来性を考えてクレーンオペレーターを目指すことに。移動式クレーン運転士は国家資格で、日本全国どこでも働くことができますし、技術職のため男女の差がない点もいいなと考えて。
数あるクレーン会社の中で、なぜ大京建機を選んだのでしょうか?
当時から大京建機は女性雇用のパイオニアという点でも知られていたので、この会社が第一志望でしたね。私はクレーン免許を取った後に入社したのですが、入社後の資格取得費用は、半額を会社が出してくれる制度があるのも、嬉しいと思います。
大京建機はどんな職場ですか?
高卒でバイト経験もなく入社した私は、この会社に育ててもらったようなもの。和やかで居心地がいい、家族のような職場です。私は6年前に結婚してからもバリバリ働いているのですが、子育てと両立している人もいるように、いろんな働き方が選べるのも魅力。新社屋を立てる際に「女性オペレーターはどういう設備が必要?」と要望を聞いてもらったこともあり、気遣いのある会社だなと思いますね。
今後の目標などを教えてください。
女性のクレーンオペレーターは年々増えているとはいえ、130トン以上のオールテレーンクレーンを操作しているという方は聞いたことがないんです。その規模になると走行部分とクレーン部分を分割しての輸送となるため機械の構造も違いますし、運転にも大型免許が必要で、しかも左ハンドルなので、かなりのエキスパートでないと操るのは難しい。そんなオールテレーンクレーンの担当オペレーターになって、「女性でもこんなに活躍することができるんだ」と思ってもらえるようになりたい。
そして、そんな風にスキルアップしながら定年まで働き続けることで、建設業界をもっと男女の壁なく働きやすくすることができれば、本当に嬉しいですね。